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春こそ“睡眠力”を鍛えよう! 子どもから大人まで、新生活をアクティブに過ごす睡眠学

少しずつ日が長くあたたかくなり、草木が次々と芽吹く春。新年度が4月に始まる日本では、進学や就職、人事異動など、社会生活においても、春は新しいスタートの季節です。厚いコートにさよならを告げ、あたたかい陽光に目を細めながら、新生活への期待に胸をふくらませている方もいらっしゃるでしょう。

■新生活をアクティブに過ごすために

過ごしやすい気候を迎える一方、春は環境や生活リズムの変化に心身が追いつかず、体調を崩しやすくなる時期でもあります。
新しい環境に身を置くと、意識している以上に緊張して心身のエネルギーを使うもの。忙しさや寝つきの悪さから睡眠時間が減る方も多く、ストレスや寝不足で体調を崩してしまうケースも珍しくありません。

新生活の変化やストレスの波に負けず、毎日をアクティブに過ごすためには、変化に負けない身体をつくることが大切です。そのためのカギとなるのが、乱れた睡眠を元に戻す力=「睡眠復元力」。「休むべき時間に横になってもうまく眠れない……」という方は、体内時計が狂い、この睡眠復元力が落ちている証拠かもしれません。活動と休養のリズムが安定し、ぐっすりと眠れる日が多くなると、睡眠復元力が高まることが分かっています。

 眠りの“質”と深く関わる、活動と休養のリズムとは?

刺激や緊張の多いシーズンこそ、睡眠の“量より質”を意識してみてください。良質な眠りで一日の疲れをしっかりリセット。その睡眠の差が、春やその先の“息切れ”を防ぐことにつながります。

■新生活を美しくスタートするために

新しい人間関係や環境の変化、睡眠不足など、新生活が与えるストレスは、いつもキレイでありたいと願う女性にとって悩ましいもの。がんばってカバーしているつもりでも、「疲れてる?」と気遣われてしまったり……。

 睡眠不足で太るって本当?!

生活リズムが安定しない時期こそ、特に意識したいのが、「寝始めてから3時間の睡眠をしっかりとる。そのために毎日同じ時間に寝ること」。この時間の睡眠は、「肌のゴールデンタイム」と呼ばれ、様々なホルモンが活発に分泌されます。その中でも、傷ついた細胞の修復と再生を担う「成長ホルモン」は、子どもの成長のみならず、大人のダイエットや美容にも欠かせない存在。肌や髪の毛、爪などのターンオーバーを促し、イキイキとした美しさを保ってくれます。

 “女性がキレイになるための眠り”とは?

■新生活のストレスから子どもを守る「眠りの力」

子どもにとって、新学期が始まる春は、大きな環境の変化にさらされる季節です。新しい学校やクラスを前に、小さな身体と心いっぱいに抱く期待や緊張、興奮。
現代の小学生の59%が睡眠不足を感じているといわれていますが、新学期はさらに睡眠不足に陥りがち。「寝る子は育つ」といわれるように、成長期の眠りは、将来の心身の健康を左右するものです。新しい環境でのストレスや睡眠不足が気になるこの時期は、良質な眠りで毎日しっかりと休息を取ることを意識してあげてください。

子どもの眠りは、大人に比べて大きな寝返りが多く汗っかき、大人より深い眠り(前頭葉を効率よく休ませるための深い睡眠)を必要するといった違いがあります。寝具はただサイズが小さければいいという訳ではなく、そうした子どもの睡眠の性質に目を向けたものを選ぶ意味があるのです。

 成長期の眠りをサポートする、子ども専用枕の秘密とは?

■春の太陽の力を借りる! 朝日浴と朝活のススメ

ふとんから出るのが億劫になる冬と違い、あたたかな寝室で朝を迎えられる春は、すこやかな起床習慣を整えやすい季節です。活動と休養のリズムを整えるために、特におすすめしたいのが、起床時間をなるべく一定に保ち、朝日浴を楽しむこと。

朝日の白い光は、眠気をもたらす睡眠ホルモン「メラトニン」の分泌を抑え、寝ぼけた頭をリフレッシュしてくれます。睡眠のリズムが乱れたときこそ、太陽のチカラを味方につけてみてください。起床後2〜3時間以内に朝日を浴びると、ずれてしまった体内時計をリセットする効果があります。

春は心機一転で「朝活」をはじめるにもぴったりのタイミングです。朝日を浴びながらのジョギングやヨガ、勉強、交流会への参加など、選択肢は様々。余裕を持って一日をスタートし、夜はゆっくり休むというリズムがストレスへの耐性を高めてくれます。

日に日に明るさを取り戻す太陽と、過ごしやすい気候を味方に、睡眠習慣を整えやすい春。鍛えた「睡眠力」で変化の多い新生活をすこやかに乗り切りましょう。

参考文献
菅原洋平(2014)『ここぞというときに力が出せる睡眠の3鉄則』主婦と生活社
田中秀樹(2008)『ぐっすり眠れる3つの習慣』KKベストセラーズ

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