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枕の物語12

枕の物語 vol.12
ヨーロッパの枕

蕎麦の原産地と伝来

蕎欧米などに旅行すると、日本との枕の違いに気付くのではないでしょうか。欧米で今日使われている枕は、十字軍遠征でアラブ地域からヨーロッパに伝わったと言われています。当時アラブ地域の人々は、毛織物の袋に動物の毛や綿を入れてクッションを作り、昼間はくつろぐときに、夜は枕に使っていました。この昼夜兼用クッションがアラブからヨーロッパに伝わったとき、はじめはお尻に敷いたり、背もたれとして使われていましたが、その後、頭専用の枕に用途を変えました。当時のヨーロッパは戦乱が長く続き、政情が不安定だったため、いつでもすぐ起きられるよう、半身起こした状態で眠ることもありました。枕をいくつもヘッドボードにもたせかけて、頭から肩、背中にかけてからだを包み込む大きな形で使用していました。寒さの厳しいヨーロッパでは、からだの冷えを感じることなく眠れるので、多くの人に受け入れられたのでしょう。

モンゴルの枕
クウェートの枕

枕の物語11

枕の物語 vol.11
そば殻 私たちの日々の眠りを快適にする枕。 そのなかでも蕎麦殻(そばがら)は、最も長く日本人に好まれてきた素材です。

蕎麦の原産地と伝来

蕎麦殻は、いつ頃から、どのようにして、
今日のような使われ方をするようになったのでしょうか。
まず、日本人と蕎麦とのつきあいの始まりからみてみましょう。
蕎麦の原産地と伝来

蕎麦は、「麦」という字を書いてはいても、麦の仲間ではなく、タデ科ソバ属の一年草です。この種実の中から白色で澱粉質の蕎麦粉をとるのですが、このときに副産物として出る果皮(殻)が「蕎麦殻」です。

9世紀頃から「そばむぎ」あるいは「くろむぎ」などという名前で呼ばれていたようです。「くろむぎ」とは、蕎麦の皮が黒いことからこのように呼ばれ、江戸時代の儒学者 貝原益軒(かいばらえきけん)が書いた本によると、蕎麦は麦の実に例えられていたことからついた呼び名だったようです。やがて、「そばむぎ」の「むぎ」が省略されて「そば」と変化したのでしょう。

→ 蕎麦殻についてのさらに詳しい情報はこちら

枕の物語10

枕の物語 vol.10
頭を冷やして快眠・・・昔からの知恵「陶枕」

古来、枕の素材には石や木、藁などさまざまなものがありました。
7世紀ごろ中国から「陶枕(とうちん)」と呼ばれる陶製の枕が伝わりました。
江戸時代に入ってから国内でも磁器で作られ、そのひんやりした感触が趣味人たちに好まれていたようです。
その寝心地が気になるところですが、頭に熱がこもって寝つきにくい夏、枕のひんやり感触がスムーズな入眠を促したことでしょう。

今年も暑い夏が始まりました。陶枕とまではいきませんが、 ひんやりした感触の枕が、夏の快眠にはおすすめです。

枕の物語9

枕の物語 vol.09
アジアの枕 隣国の韓国、中国やタイ、インドネシアなどアジアの国々ではどんな枕が使われてきたのでしょうか。

日本で古くから親しまれているソバガラ枕は、吸湿性にすぐれ、独特の感触をもち現在でも多くの人に好まれています。韓国でもソバガラや小豆を入れた枕があります。タイやインドネシアには、カポックという綿の一種を詰める枕がみられます。タイには写真(上)のような小さな三角柱の袋をいくつも組み合わせた三角の枕がみられます。どちらかというと、くつろぐ時に利用されます。床にマットを敷いて寝るタイの就寝スタイルは、日本とよく似ています。寄り掛かるのにちょうどいい角度になっています。昔は、上流階級の人が使用人に肩を揉ませながら仮眠した枕だったようですが、現在ではとてもポピュラーなものです。枕はその使い方にも、民族性が表れます。

   

中国南方の地域では、籠枕を一メートルほどの筒状にした抱き枕「竹夫人」を、暑く寝苦しい夜に使っていました。中国では三~六世紀から使われ、竹夫人と名づけられたのは宋の時代といいます。ちょうど冬に暖かい湯たんぽをふとんに入れるように、夏は竹夫人を入れ、風を通し寝苦しさをしのぐのです。人々はいつの季節でも安眠を求め、様々な品を生み出しました。

枕の物語8

枕の物語 vol.08
菖蒲の枕 枕の下に菖蒲を敷く。端午の節句に魔よけの風習がありました。

月5日の端午の節句は、かつて旧暦の6月上旬に、もともと中国で行なわれていた様々な魔除けの行事を、日本でも取り入れたことが始まりといわれています。菖蒲の節句とも言われるこの日には、菖蒲湯に入ったりしますが、現在ではほとんど失われている風習の一つに、枕の下に菖蒲を敷いて寝ると邪気を払うというものがあります。

   

枕の下に何か敷いて寝るという風習は世界各国にあり、17世紀のイギリスの占いの本には、月桂樹の葉を枕の下に入れて寝ると必ず正夢を見るというものが書かれています。その他、南天の葉を枕や寝床の下に敷くと悪夢を消す、また紫陽花の花を枕元に包んで置くとお金に不自由しないなどというものがあります。このような風習には願かけというだけでなく、眠りの中でも季節を楽しむという気持ちもあったのではないでしょうか。



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