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石川佳純さんインタビュー

現役中も今も輝きつづけるその秘訣は、睡眠を大切にしているから

2023年5月に現役引退を発表された、元女子卓球選手の石川佳純さん。
7歳から卓球を始め、日本を代表する卓球選手として全日本選手権では5回の優勝。
そしてオリンピックではロンドン大会から3回連続でメダル獲得など、輝かしい活躍をされてきました。テレビの前で観戦する私たちも、その都度、懸命に立ち向かう輝く姿に多くの勇気やパワーをいただいたものです。
引退会見では「やりきった」と、晴れやかで清々しい表情を見せてくれました。今回は新たな道を歩み始めた石川佳純さんに、現役時代と引退後の生活や睡眠の変化について伺います。

アスリートとしての生活とプライベートの両立、卓球引退後の変化について

23年にわたる現役生活では、私たちに感動と勇気をありがとうございました。選手時代は、私たちが想像すらできないようなプレッシャーとの戦いもあったはずです。現役時代の生活や、引退後の変化などについてお伺いします。
現役時代の1日のスケジュールはどのような感じでしたか
試合や大会などではなく、普段の練習をおこなう日のスケジュールは、だいたい決まっていました。
朝は8時に起きていましたね。そして毎日の練習は、午前10時から13時ころまで、午後は3時半から夕方の6時ころまでが練習時間でした。夜に寝るのは、11時半ころだったと思います。かなり規則正しいリズムでした。
コンディションやパフォーマンス発揮のために、心がけていたことがあれば教えてください
しっかりとコンディションをととのえて、当日最高のパフォーマンスを発揮するためには、生活のリズムが大切だと思います。そのため、なるべく決まった時間に、起床と就寝をするように心がけていました。あとは、身体を冷やさないようにも気をつけていましたね。
競技とプライベートの切り替えのコツはありましたか
そうですね。やはり次の日に練習や試合で力を発揮するためには、「休みの日にたくさん寝ること」でしょうか。あとは「おいしいものを食べること」ですね。「よく寝てよく食べる」ということです。
引退後、環境や心境の変化があるかと思いますが、変わらず気をつけていることがあれば教えてください
当然ですが、現役時代とくらべて引退後は運動量が減りました。そのため現役時代と同じように食べるわけにはいきませんので、食べすぎないように気をつけています。その他には現役時代も気をつけていたことですが、バランスのよい食事は、今も変わらず心がけていますね。
休日にお決まりの過ごし方があれば教えてください
お休みの日は、だいたい家でゴロゴロしていることが多いです。ときにはショッピングや映画鑑賞など、気分転換にいくこともあります。

寝る前のルーティンやパジャマなど、睡眠環境にはこだわりを!

1日の睡眠時間を教えてください。現役時代と引退後で、睡眠時間に変化はありましたか
引退後、今現在の睡眠時間は9時間です。たっぷりと寝ています。現役時代の睡眠時間は、7〜8時間でした。それでもけっこう寝ていたほうかな、と思います。
ナイトルーティンやモーニングルーティン、寝具環境で気をつけていることがあれば教えてください
寝るときはスエットなどで寝る方も多いかもしれませんが、私はパジャマを着て寝ています。パジャマは、着心地のよいものを選んで着るようにしています。寝具については、直接肌に触れるので、肌触りのいいものが好きですね。なので枕や掛けふとんなどの寝具も、肌触りがよく寝心地のいいものを選んでいます。質のよい睡眠のためには、とても大切なことです。

よく寝られた日、そうではなかった日で、何か違いを感じたエピソードがあれば教えてください
朝目覚めたときに、その日の睡眠の質がわかるような気がします。朝起きたときに身体の軽さを感じると、よく寝られたのかなと思いますね。逆に、身体が重たく感じるときは睡眠の質が悪かったのかな……と、感じます。あとは、寝る前に食べすぎてしまうと、よく眠れない日が多いです。
睡眠にお悩みはありますか? また、これまでに改善されたお悩みなどもあれば教えてください
睡眠の悩みというよりも、枕があっていないとよく眠れません。そのため、枕選びにはこだわっています。またマットレスですが、硬めのものよりはやわらかめのマットが好みです。よい眠りには、枕とマットレス選びはとても大事だと思っています。

ロフテーの枕は、首の軽さに驚き!

現在お使いいただいているロフテーの枕の寝心地はどうですか? 使いはじめてから変化したことなどあれば教えてください
ロフテーの枕はとても使い心地がよくて気に入っています。寝心地もいいので、毎日使わせてもらっていますね。使い始めたころ、ロフテーの枕で寝て翌朝起きた際、首の軽さにとてもおどろきました。ロフテーの枕のおかげで、今はとてもよい睡眠がとれています。
石川佳純さん愛用のロフテー 9セルピロー

◇    ◇    ◇
石川 佳純(いしかわ かすみ)
石川 佳純(いしかわ かすみ)さん
1993年2月生まれの、元卓球女子選手。2023年5月に現役引退を表明。7歳から卓球を始める。現役時代は、日本を代表する卓球選手として全日本選手権では5回の優勝、オリンピックではロンドン大会から3回連続でメダル獲得。2021年東京オリンピックでは、日本チームのキャプテンを務めるなど、長きにわたり日本卓球界を牽引した。現在は、2022年からスタートした「47都道府県サンクスツアー」で各都道府県を訪ね、子供たちに卓球の魅力やスポーツの楽しさを伝えている。

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脳科学者・中野信子が考える「眠り」のチカラ#6 昨日眠った自分は、今朝起きた自分と同じ?


#6 昨日眠った自分は、今朝起きた自分と同じ?
脳科学者 中野信子さん
脳科学者 中野信子さん
脳科学にまつわる多数の著作を発表し、人の行動や思考の習性について解説を重ねてきた中野信子さん。実は、ロフテーのLT-010(キューブ)を愛用しています。中野さんが枕選びにこだわるのは、睡眠の重要性をよく知っているから。
この連載では、中野信子さんが考える眠りのチカラについて紹介していきます。

出会うはずのない人同士が夢に出てくる理由

レム睡眠とノンレム睡眠という言葉を聞いたことがある方は多いと思います。夢を見る睡眠がレム睡眠、夢も見ずにぐっすり眠るのがノンレム睡眠で、一般的には大脳が休息するノンレム睡眠の方が重要だといわれています。

しかし最近では、レム睡眠は記憶の整理に役立っていると考えられるようになってきました。様々な記憶を描き出すことで、その整合性を図っているようなのです。そしてその働きによって、私たちは自分を認知できているようです。

昨晩眠った自分と、朝起きた自分は本当に同一人物だと言えるでしょうか。そう言えるのは、私たちの脳に記憶の連続性があるからです。当たり前のように感じるかもしれませんが、実はこれはすごいことなんです。

というのも、人間は複雑な社会性を持つ生き物です。社会に暮らしていると、大抵は複数の集団に属します。そして複数の役割を担うことになるのです。母である自分と、妻である自分、上司である自分と、部下である自分、お客さんや生徒や先生になることもあるでしょう。集団のなかではそれぞれの時間が流れていて、そのときどきで異なる振る舞いを求められます。それでも、私たちが自己をばらばらにしてしまわないで、統合していられるのは記憶が整理されてつながっているためです。

出会うはずのない人物同士が一緒にいるという夢をみたことはありませんか? これはまさに記憶を統合するために起きていると考えられます。現実にある複数の社会が、脳のなかで一つに統合されていっているのですね。

夢に関していえば、もう一つ面白い話があります。夢で見る景色にはとても美しいものがありますよね。まるで名画を見ているようなドラマチックな色彩が溢れることもあると思います。これは前頭葉が情報、情動の処理を視覚的に行っているからではないかとされています。記憶の処理中にそこが働いて、美しいものを感じることができる、と考えられるのです。

眠ることを疎かにしないで

このコラムでは、眠ることを楽しみにできるように工夫しましょうという提案をしてきました。けれど、人間の眠りはなかなか繊細。屋根さえあれば眠れるという逞しい人もいますが、環境が整っていないと入眠できない、あるいは中途覚醒してしまう、という人は少なくありません。それが昂じて、眠りに対して恐怖を覚えてしまう方もいらっしゃいます。「眠らなければならない」というプレッシャーがストレスになってしまうのですね。

私の知人にも眠るのが怖いという時期がありました。しかし、よくよく話を聞いてみるとどうやら寝室の温度が適切でなく、夜中になると温度が下がりすぎていたようでした。環境が合っていなかったため上手に眠ることができなかったのです。そこで、部屋の気密性や寝具を工夫したところ気持ちよく眠れるように。私自身はきちんと計測してから選んだ枕を使用するようにしたのですが、この枕を使うようになってから毎晩頭を沈める瞬間が楽しみになりました。

眠りには、ご自分で意識されている以上に、重要な役割があります。とても大切なものですから、眠りに関する一つ一つのことを丁寧に見直してみて、日々気持ちがよく眠れるように環境を整えていかれることをおすすめします。

脳科学者・中野信子が考える「眠り」のチカラ#5 睡眠という最高の癒やし


#5 睡眠という最高の癒やし
脳科学者 中野信子さん
脳科学者 中野信子さん
脳科学にまつわる多数の著作を発表し、人の行動や思考の習性について解説を重ねてきた中野信子さん。実は、ロフテーのLT-010(キューブ)を愛用しています。中野さんが枕選びにこだわるのは、睡眠の重要性をよく知っているから。
この連載では、中野信子さんが考える眠りのチカラについて紹介していきます。

眠ることが健康につながる理由

コロナ禍においては頻繁に「免疫力」という言葉が飛び交いました。「免疫力」とは科学的にはやや定義のあいまいな、取り扱いの難しい言葉です。これに関する情報は慎重に接する必要があるといえるでしょう。

しかし病気になりにくい強い身体をつくりたいというのは、古来からずっと人々の願いでもありました。それが生活の中の工夫でできることであれば、多くの人の興味を引くのは当然のことでしょう。私から可能なアドバイスがあるとすれば「よく眠ってください」というのがその一つです。

私たちの身体にはナチュラルキラー細胞(NK細胞)が関与する、いわゆる自然免疫があります。NK細胞はリンパ球の一種で、ガン細胞やウィルスに感染した細胞など、身体にとって脅威となる細胞を見つけ出しては殺す役割を担っています。このNK細胞の働きをNK活性といいますが、強いストレスに晒されることなどによって、このNK活性が弱まることが分かっています。

残念なことですが、ハラスメントに遭ったり、事件や事故に巻き込まれてしまったりした方が、その後体調を崩されることがあります。これはNK活性が弱まってしまったことと無関係ではないかもしれないのです。心と身体の健康には相関関係があると考えてよいでしょう。

そしてここに深くかかわってくるのが、睡眠なのです。
眠る時間は、心身の癒やしの時間です。身体を弛緩させて休めるだけでなく、脳そのものもメンテナンスされる時間であり、心理状態の改善にも寄与しているです。良い眠りによってストレスから解放されることが、NK細胞の活性化に関係しているのではないかと考えることもできるでしょう。

眠ることが楽しみになるといい

このようなお話しをすると、真面目な方の中には「ちゃんと眠らなくてはならない」と考えて、かえって眠りが緊張の場になってしまうこともあるでしょう。しかし、それでは眠ることがプレッシャーになってしまい、逆に眠ることが難しくなってしまいます。

本来、眠ることは気持ちのいいこと、楽しみであるはずのことです。ストレスを緩和するためにも、「きちんと寝る」「7時間睡眠を目指す」といった気負いをもたず、眠ることを楽しみにできる工夫ができるといいと思います。

例えば、肌触りのいいシーツを用意する、お気に入りのアロマを焚く、心地の良い音楽を流す、身体にフィットする枕を使う……。思い描くだけで寝室に行くことが楽しみになるような工夫をしてみましょう。

また、お気に入りの寝具を揃えることも、きっと楽しみの一つになるでしょう。日常のなかにある眠りを楽しむこと。ぜひ「免疫力」に興味を持つ方がやってみてほしいトライアルです。おいしい食事を楽しみにするときのように、気持ちの良い眠りも、ぜひ楽しみにしてください。

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