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枕の洗濯方法。羽毛・ウレタンなど素材別のお手入れと洗う頻度は?

枕の雑菌・汚れが
ニオイと頭皮トラブルの原因にもなる

枕が頭皮に触れる時間はおよそ1日の1/3。
皮脂・汗の汚れの対処は必須

平均的な睡眠時間は、およそ7時間といわれています。1日の1/3は、枕と頭が接していることになります。ですが「汚れが気になるので枕は衣類の洗濯と同じように頻繁に洗っています」という習慣は一般的ではありません。

本当に枕はあまり汚れていないのでしょうか?入浴時のシャンプーやドライヤーなどでのお手入れ後に使用する枕は汚れにくいと思われがちです。しかし、汚れるスピードを遅らせることはできても、長い時間、頭をのせている枕は、頭皮の皮脂や汗を確実に吸収しているのも事実です。また、枕は日中、日の当たらないベッドの上や押入れの中にあることも多いため、ダニやカビの温床となっている場合が多いのです。

衛生面で考えれば、枕も毎日でも洗いたいところですが、なかなかそれは大変。ですが、できる範囲で定期的に洗うことをおすすめします。ある程度の手入れをしていても、異臭・シミ、汚れが目立つようであれば交換することも考えたほうが良いでしょう。

枕を清潔にしていることで、体臭を抑える、頭皮などの皮膚を雑菌から守る、さらには睡眠の質を向上させることが可能となります。

枕カバーは洗えても、枕本体が洗えるかどうかは判断に迷うところ。枕の素材別に洗える・洗えないなどを確認してみましょう。

枕は洗えるの?
洗える素材・洗えない素材

洗える素材はポリエステルわた、ビーズ、
パイプ、マルコビーンズ、羽根

「私が使っている枕は洗ってもいいんですか?」。その答えは“中身”によって異なります。最近では、枕の中身=充填材の種類は多種多様になっています。そこで皆さんが個人個人使用している枕……その充填材の素材が何なのか。そして、その素材は洗えるのか、洗えないのかをしっかりと確かめることが大切です。

まずは洗える素材から確認していきましょう。「ポリエステルわた」・「ビーズ」・「パイプ」・「マルコビーンズ」・「羽根」などは、洗える素材。ご家庭で手洗い・洗濯していただける枕と判断できます(枕によって、または洗濯機の種類によっては洗濯できない場合がありますので、ご注意ください)。

洗濯した枕は風通しの良い場所で自然乾燥させます。乾燥するまでに数日かかりますので、洗濯・乾燥の間、交換できる枕をご用意いただくと良いでしょう。

洗えない素材はそばがら、低反発ウレタンフォーム、羽毛

洗えない素材は、「そばがら」・「低反発ウレタンフォーム」・「羽毛」などがあります。洗えない場合でも対処する方法はあります。週に一度くらいの陰干しをおすすめします。洗えない素材は傷みやすいという性質を持っていますので、そばがら以外は天日干しよりは陰干しが良いでしょう。外の風に当てることで枕に溜まった湿気を取ることができ、カビ対策にも効果的です。外にこだわらず、風通しの良い窓際やベランダでも同様の効果が期待できます。干した後は、両側から軽く叩いて中身をほぐすようにしましょう。充填材によっては、洗えないけれどドライクリーニングが可能な素材もあります。枕に付いている洗濯表示をご確認ください。

素材別、枕の洗い方と注意事項

羽根、ポリエステルわたの
洗い方と失敗につながる注意事項

素材別の洗い方について、もう少し詳しく確認してみましょう。ロフテーの示す素材別メンテナンス方法では、「羽根」(フェザー)は、週に一度くらいの陰干しを推奨しています。干した後は両側から軽く叩いて中の羽根をほぐすようにすると良いでしょう。ドライクリーニングも可能ですが、ご家庭で洗う場合は中性洗剤で押洗いをします。ですが洗濯によって素材の劣化を早めることがありますのでご注意ください。

「ポリエステルわた」については、時々でよいので日光乾燥を推奨しています。干した後は、枕の両側から軽く叩いて中のわたをほぐすようにし、素材の偏りがないようにします。ご家庭で洗う場合は中性洗剤での押洗いがおすすめ。脱水などで素材の偏りができやすいので、脱水後はしっかりとほぐして偏りを修正してから干すと良いでしょう。

パイプ、マルコビーンズの洗い方と
失敗につながる注意事項

「パイプ」と「マルコビーンズ」は、どちらもポリエチレン素材。ご家庭での洗濯が可能です。洗濯機で洗う場合の注意事項は、洗濯ネットに入れて洗うこと、洗剤の量は少なめにすること。弱水流で洗うこと、などです。

また、柔軟剤を使用すると素材間のすべりが良くなり、ほぐしやすく素材の偏りを修正するのもスムーズです。

枕を清潔に保つことは大切ですが、洗濯により素材の劣化が早まる場合があります。また素材によって程度は異なりますが、経年劣化によりへたってくることもあります。枕の高さなどに大きな変化が出てきた場合は素材を補充するタイミング、または枕の交換時期と考えてください。

洗濯以外の対処法。
天日干し、消臭スプレー、枕の買い替え

日常のお手入れは天日干しがおすすめ

洗濯できる素材、できない素材について解説してきましたが、日常的なお手入れとしては、天日干し(素材によっては陰干し)がおすすめです。毎日使用している枕には、汗をはじめ室内の“湿気”が溜まってしまいがち。枕内に湿気が停滞することによって雑菌の発生や、カビがはびこる原因となります。

枕を頻繁に洗濯することは大変ですので、普段からニオイや湿気に注意を払い、ときどき天日干しすると良いでしょう。季節や天候によって天日干しすることが難しい場合などは、市販の除菌・消臭スプレーなどを使用するのも良いでしょう。いずれにしろ、快適な睡眠のために大切な枕ですので、ニオイや湿気をそのままにせず、こまめな対処を心がけましょう。

○年使ったら買い替えがベスト

枕を快適にご使用いただくために、メンテナンスや室内環境は大切です。しかし、どれだけ大切にお手入れしていても、経年劣化による枕の状態の変化は否めません。ご自身に適した枕の高さ、素材特有のメリットを生かし、快適にお使いいただくためには、素材を交換しなければならない時期があります。

素材によってその交換時期は異なりますが、高さがキープできない、すぐに偏りができてしまうなど、はっきりとした変化が見られるようになったら、素材の補充、もしくは交換をおすすめします。

素材の違いによる交換時期の目安は、「ポリエステルわた」や「そばがら」は1〜2年。「羽根」「羽毛」、「低反発ウレタンフォーム」などは2〜3年。「パイプ」「マルコビーンズ」などは4〜5年。あくまでも目安ですので、使用状況や枕素材の変化に注意して対処をしてください。快適な睡眠のために時期を見て買い替えすることをご検討ください。

あなたの健康や衛生のために枕を清潔に保つのは大切!
手軽に洗うことができる「ロフテー快眠枕スマート」

ロフテーの快眠枕は皆さんの快適な睡眠をサポートするとともに、健康や衛生のために枕を清潔に保ちやすい工夫がなされています。

ホテル仕様のゆったりサイズで頸部を一晩中安定して支えることはもちろん、両サイドをふっくらとさせ横向き寝にもフィット。現代人に合わせた快適な高さから2種類、素材はやわらかめの粒わたから、かためのパイプ、天然素材でふっくらとした羽根の3タイプから選択できます。

「ロフテー快眠枕スマート」は、中身の素材が偏りにくい4ユニット構造を採用し、さらにお求めやすい価格を実現。ユニットごとに丸洗いできるなど健康や衛生のために枕を清潔に保つことが容易にできます。素材の特長として「粒わた」はやわらかく、もちもちと弾力があります。「パイプ」はかためでざくざくとした感触で、通気性に優れています。どちらも丸洗いできる素材です。「羽根」は天然素材で復元性があり、ふっくらとした感触ですが、丸洗いはできませんのでご注意ください。

ご自身に合った高さと素材の寝心地を、いつでも清潔な状態でお楽しみください。

ロフテー快眠枕「スマート」はこちらから

抱き枕の効果は? 腰痛やいびきを改善。睡眠で健康に

抱き枕の効果は? 腰痛やいびきを改善。睡眠で健康に

抱き枕のメリットは?
リラックス効果と寝姿勢サポートで快眠に

抱き枕の特徴的なかたちの理由は?
身体が安定してリラックスできる

ご自分の“寝姿勢”がどのようになっているのか、ご存知でしょうか。寝ている間のことなので、しっかりと確かめることは難しいですが、寝つきやすい姿勢はおわかりだと思います。仰向け・うつ伏せ・横向き……などがありますが、日本人は横向き寝で寝つく人が多いのだとか。でも横向き寝の場合、上になった腕は下に落ちようとするので、腕の重みで肩がムリに伸ばされやすい状態になります。また上になった脚が下に落ちるとヒップが伸ばされることになり、それぞれ肩こりや腰痛の原因になることもあるようです。

実は「抱き枕」には、横向き寝で生じる肩や腰の負担を軽減し、寝姿勢を安定させる効果があるのです。なぜなら、抱きつくことで腕や脚を含む身体全体を正常な位置に保つことができるからです。

寝姿勢が安定すると、身体はよりリラックスした状態になります。また抱き枕の心地よい感触などによって身体ばかりでなく、心も癒されることに。心と身体の安定は、より深く快適な眠りを促してくれるでしょう。

いびき・腰痛対策。
抱き枕で横向き寝をサポート

抱き枕で横向き寝をサポートすることで、リラックス効果以外にも、様々なメリットがあります。その一つは「いびき対策」。いびきをかく原因のひとつに仰向け寝で寝ているときに起こる気道の閉塞があるといわれています。舌やのどの筋肉が下がって気道を狭くすることが原因である場合、抱き枕を使った安定した横向き寝でいびきの対策ができるのです。

また、就寝後の腰痛でお悩みの人にも抱き枕は大きな効果をもたらします。起きたときに感じる腰の痛みは、寝具や寝ているときの姿勢が影響している場合が多いからです。抱き枕を使って横向き寝を安定させることで、腰への負担を大幅に軽減することもできます。

もともとリラックス効果はあるのですから、いびきや腰痛の改善に役立つなら、抱き枕は一石二鳥のアイテムだといえるでしょう。

あなたにおすすめの抱き枕は?
サイズや素材で期待できる効果が違う

横向き寝をサポートする
『ボディピロー いびき』

ロフテーが、ボディピロー(抱き枕)のパイオニアだということはご存知でしたか。これまで様々なボディピローをご提案してきましたが、その中でも「いびき」に着目した抱き枕『ボディピロー いびき』は、睡眠科学の権威である太田睡眠科学センターの千葉伸太郎先生との共同開発によって完成した「いびきを軽減するための抱き枕」です。

全身を足もとまでしっかりと支える、体圧を分散する構造となっているため、肩や脚をはじめ、各部にかかる圧力を軽減することができ、朝まで快適な眠りを提供します。肌が多く触れる部分にエアファイバーを使用していますので、すぐれた通気性を発揮してしっかり抱きついてもムレにくく、季節を問わずご愛用いただけます。

>横向き寝をサポートする「ボディピロー いびき」を見る

抱きつくことでリラックスし安心感が得られる
『ボディピロー 綿側地』

横向き寝で偏りがちな体圧を適度に分散する抱き枕には、しっかりと抱きつけることも大切な要素。『ボディピロー 綿側地』は、弾力に富み体重をかけてもしっかりと身体を支えてくれますので、安心感とともにリラックス効果を与えてくれます。利用することでふとんのあいだにすき間ができるため、涼感も得られ夏も快適。妊婦さんにもおすすめできる抱き枕です。

>リラックスと安心感「ボディピロー 綿側地(めんがわじ)」を見る

とぅるとぅる!さらさら!の生地とふわふわでやわらかな感触
『ボディピロー わがまま』

あなたの寝心地をさらに快適にできるのが『ボディピロー わがまま』です。卵殻膜プロテイン加工生地を採用し、とぅるとぅる! サラサラ! の贅沢な感触を実現しました。卵殻膜とは卵の殻のすぐ裏側にある70ミクロンの薄膜の主成分。研究を重ねてたどり着いた究極の肌触りの生地と、ふわふわでやわらかな感触をぎゅっと抱きしめてお楽しみください。

>さらさら生地でふわふわ「ボディピロー わがまま」を見る

ホールディングしやすく寝姿勢が安定する
『ボディピローセレクション S型寝姿勢』

体型や寝姿勢に合わせて選べる『ボディピロー S型』は、長年の睡眠研究から生まれました。横向き寝の姿勢を安定させるためS字型の形状となっており、膝や大腿部を乗せて寝姿勢を安定させることができるホール(穴)を取り入れました。身長と肩幅・腰幅に合わせて選べるので、ご自分の体型にぴったりのサイズをお選びいただけます。

>寝姿勢に合わせて選べる「ボディピロー S型」を見る

自分に合った枕の素材の選び方とお手入れ方法

枕は素材で寝心地が変わる?
素材の種類と特徴&メンテナンス方法

やわらかめの素材

枕の素材には様々な種類があり、それぞれ異なる特徴を持っています。またその人がどのような素材に親しんで来られたのか、どのような感触や香り、奏でる音を好むのかによって、適した素材は異なります。つまり枕の最適な素材とは、その人ご自身が決めるものなのです。

好みに合った素材を選ぶためにも、その種類や特徴を知っておくと良いでしょう。まずは「やわらかめの素材」で代表的なものをご紹介します。

弾力性、吸湿性・放湿性に優れ、水洗いできる【羽根】。ふんわりと柔らかな感触が特徴の【ポリエステルわた】。羽毛アレルギーの人でも安心して羽毛の感触が味わえる「やわらかめ」と「かため」の中間の位置づけにしています。抜群のフィット感で快適な睡眠を促す【低反発ウレタンフォーム】。いずれも包み込むようなやわらかさが人気の素材です。

かための素材

日本には「枕はかためが好き」という人も多いようですが、それは文化的にも古くからかための枕を使ってきたからに違いありません。通気性に優れ洗濯もできる、一般的になじみのあるかための感触を持つのが【パイプ】。球状であたりはやわらかいながらも、しっかりと支える安定感が魅力の【マルコビーンズ】。通気性に優れ、そばがらに似た、もっともかための感触を再現した【剛炭パイプ】。

かたさの中にも、それぞれの特徴が備わった個性派素材です。

季節に合わせた枕素材で快眠を

かたさの違いとは別に、季節に合わせた素材選びも重要な選択肢の1つ。夏はパイプ素材がおすすめ。通気性に優れ洗濯できることが夏の素材選びのポイントです。

乾燥する冬はダウンやフェザー素材。その特徴は吸湿性・放湿性に優れた、ダウンのやわらかさとフェザーの弾力性にあります。適切な支持力と快適さが冬の睡眠をサポートします。ここで素材の特徴やイメージ、写真での印象などをインプットして候補を選び、店頭で実際に素材に触れてご自分の好みをお確かめください。

自分に合った枕とは?
理想の「高さ」「構造」「素材」

好みの素材も見つかったとして、それを詰め込んだとしても、その枕は“自分に合った枕”とはいえません。なぜなら、枕には「素材」の他にも、理想の「高さ」「構造」が必要だからです。

枕の高さは、その人の体型や首の骨のカーブの深さなどによって決まります。人に勧められたからといってあなたに合っているとは限らないのです。立っている状態で身体に一番負担のかからない姿勢を“自然体”といいますが、寝姿勢にも自然体があります。それを支えているのが枕の役割。頭を支える7つの首の骨=頚椎のゆるやかなカーブ(これを頸椎弧と呼びます)の深さにフィットし、頭部・頸部と敷ふとんのすき間を埋めてくれる枕の高さを選びましょう。

「構造」にも理想があります。まずは中身のかたよりがないこと。寝ている間に、また使っている間にどんどん中身が偏ってしまってはせっかく合わせた高さも意味がありません。ですから、首の骨のカーブにフィットする「高さ」をキープできることも大切です。何度も繰り返される寝返りや横向き寝にも対応できる「構造」であれば、まさに理想的といえるでしょう。

そして「素材」。選び抜かれた自分に合った素材を適した「高さ」と、すぐれた「構造」に整えると、理想の枕の完成です。

【スタンダード枕(快眠枕・オーダーメイド)】で、快適な睡眠を

ロフテーには、快適な眠りのための、あなただけの「快眠枕」が揃っています。あなたにとっての理想の枕を目指して、「高さ」「構造」「素材」にこだわりました。「素材」の特徴を生かし、「高さ」と「構造」は、いずれも首筋にフィットし、寝返りや横向き寝にも対応した構造となっています。 『ナインセルピロー』は、9つのユニットで構成されたオーダーメイド枕。素材にはエラスティックパイプとダウン&フェザー、剛炭パイプの3タイプがあります。

羽根を使用した快眠枕は吸湿性・放湿性があり軽くてやわらかな特徴を生かしました。『ロフテーキューブ』は、羽毛の特徴を生かしながら、型崩れが少なく、しっかりしているのにやわらかな感触が魅力です。3D低反発ウレタンフォームは、低反発素材を生かしたしっとりやわらかタイプです。エラスティックパイプや低反発炭パイプ、マルコビーンズ、パイプ、剛炭パイプなど、好みの素材で選べるタイプもご用意しています。

『オーバルコアピロー』は、ふっくらダウンの枕で、頭をのせると程よく沈んで後頭部を包み込むようにサポートしてくれます。『パピヨン』もダウン&フェザー素材を使用。その構造は特殊で頭をのせると上部の両側が持ち上がり、ソフトに頭を包み込んでくれます。うつぶせ寝をする際は、枕に手を差し込むこともできます。

『エスカルゴピロー』は、横向き寝で寝付く人のための枕です。耳にあたる部分にくぼみがあるので、横向き寝でも耳や肩に負担がかかりにくくなっています。

そのほかにもお求めやすい『快眠枕スマート』や、ホテル仕様の枕を自宅で楽しめるタイプも。

様々な快眠枕の中から、あなたにぴったりの枕をお選びいただけます。ぜひ専門スタッフにお声がけください。

首こりを解消するには? 枕の調整方法と選び方

首こり・肩こりの原因は?
筋肉疲労やストレスからくる血行不良

首こりの原因はスマホ?
ストレートネックになりやすい姿勢とは

毎日の生活の中で、大きな割合を占める仕事や家事。効率よく集中するためにも適度な気分転換はとても大切なことですね。でも、良かれと思ってやっている気分転換などが逆に疲労や痛みを引き起こしている原因になっているとしたら、あなたはどうしますか?

多くの現代人にとって、いまやパソコンや携帯電話、スマートフォンは無くてはならない生活必需品となっています。特にスマートフォンは通話やメール以外にもパソコン並みの機能を有し、多彩なアプリによって遊びや趣味、仕事に大活躍してくれます。通勤時の情報収集や、仕事合間の気分転換などにとどまらず、1年365日スマートフォンに触れない日はないほど活用されているのですが、一方で、身体に与えるある影響が心配されています。

それが「ストレートネック」と呼ばれる状態です。別名「スマホ首」と称されるのは、スマートフォンを操作する“姿勢”によって引き起こされる状態だからです。

正常な状態の首の骨は、緩やかなカーブを描いています(図参照)。ですが、スマートフォンの操作姿勢に代表されるような悪い姿勢……頭部が肩口のラインよりも前に出ているため、5キロ以上もある頭の重みを頸部だけで支えることになり、結果的に首の骨にあるべきカーブがなくなってまっすぐの状態になってしまうのです(図参照)。これがストレートネック。普段から気をつけて正しい姿勢を意識していればいいのですが、スマートフォンやパソコンに夢中になるとなかなか姿勢を正すのは難しいものです。

頭痛や首の痛み。不調の原因は首こりかも

スマホを操作していて、ふと首に痛みを感じたり、以前に比べて頭痛に悩まされるとか、疲れを感じやすくなっている……などということは、ありませんか。その不調の原因は首こりかもしれません。

たとえストレートネックになっていないとしても、首はいつも重い頭を支えているため、長時間同じ姿勢でいると筋肉が固くなりやすいのです。そうなってしまうと血行も不良になり、首にこりや痛みを感じることに。

たかが首のこり……などと侮ってはいけません。首は身体と頭部を結ぶ大切な器官。脳の神経や血管をつなぐ重要な役割をはたしていますので、大きな負担がかかり続けると自律神経にも影響が出て、思いもかけない症状が現れることになりかねません。普段から正しい姿勢に努め、適度な休息とともに首のこりに対処することで疲労を取り除き、頭痛や首の痛みなども改善していきましょう。

首こりを解消するには?
血行を良くして、正しい姿勢をキープ

【対処法1】ストレッチで血行促進

姿勢チェックだけでは物足りない。自分でも積極的に対処したい……そんな皆さんのために、1人でできる簡単なストレッチをご紹介しましょう。

まずは「首ストレッチ」から。これはつらい首こりや肩こりにも効果的です。座っていても寝ていてもできますので、ぜひ取り入れてみてください。

力まかせに動かすことはしませんので、ゆっくりとやさしく行ってください。では、右手で後頭部を軽く押さえ、前に倒していきましょう。次に左手で前頭部を押さえ後ろに倒します。今度は右手を上に伸ばし、頭頂部から肘を曲げ手のひらで左側頭部を押さえ右へ倒します。左手も同様に、右側頭部を左手で押さえ左に倒します。前後だけではなく右斜め前と後ろ、左斜め前と後ろにも反対の手を添えてストレッチし、首すじをたっぷりと伸ばしてみましょう。それぞれの方向に1回くらいで良いでしょう。

猫背……つまりストレートネックの改善には「肩甲骨ストレッチ」がおすすめ。これは立ち上がった状態で、少し広めのスペースでのびのびとやってみましょう。

左右の肩甲骨を離すように両腕を前に伸ばします。その状態から肘を曲げて身体の後ろに引きます。この時は肩甲骨を意識して左右をくっつけるようなイメージ。この曲げ伸ばしを繰り返しましょう。肩甲骨全体を大きく動かすイメージを持つと良いでしょう。

目的は血行の促進です。同時に正しい姿勢も手に入れて、首のこりを解消していきましょう。

【対処法2】正しい姿勢で負担を軽減

肩こり・首こりなど、症状が出たところばかりが気になりますが、実はその根本ともいえる“姿勢の崩れ”が大きな問題なのです。そこで「正しい姿勢」について、さらに「肩こりを引き起こす姿勢」などについてもチェックしてみたいと思います。

立っている状態での「正しい姿勢」のポイントは、ひざをまっすぐに伸ばし、きついジーンズを穿くようなイメーシで下腹を引き上げます。この時、骨盤は床に対してまっすぐに立てている感覚があるといいでしょう。左右の肩甲骨を少し近づけるように引き、軽く胸を張ります。あごも軽く引いて、頭頂部……頭のてっぺんが上から紐で引っ張られているような感覚で力まず背筋を伸ばします。このように下から積み上げていくように「正しい姿勢」を実感していくと良いでしょう。

では、「肩こりを引き起こす姿勢」は、どのような状態かというと、いわゆる「猫背の姿勢」。もっとも注意すべきは“頭の位置”です。猫背の場合、頭が前に傾くため、その重みが肩・首の筋肉に負荷となってのしかかります。一般的に5キロ以上の重さがある頭ですが、支え方によって、その重さは何倍にもなってしまい、やがて負荷が蓄積されて首こり・肩こりの原因となってしまうのです。

では、座っている時の姿勢も確認してみましょう。机に向かって勉強している、パソコンを使ってデスクワークしているなど、長時間座った姿勢でいる人にとっては注意が必要です。

立っている場合と同様に「猫背」は禁物。夢中になったり、集中している時には前のめりになりやすく、背中を丸めた姿勢や首がうつむいた状態になるのでご注意ください。首・肩への負担は仕事や勉強の能率も低下させてしまいますから。座った時の「正しい姿勢」のポイントは“目線の角度”。20〜30度下を向くように、椅子や机の高さ、パソコン画面の位置などを調整してください。椅子の上でも立っている時の「正しい姿勢」を意識してみましょう。座っている時、足を組んでいる人をよく見かけますが、実は骨盤のバランスが崩れやすいので、できるだけ足は組まないで座るようにするといいですね。

普段から正しい姿勢を心がけて、首・肩の負担を軽減していきましょう。

睡眠時の首こりケア。
首の負担を軽減する枕で快眠

睡眠時の姿勢が重要。
自分にフィットする枕に調整する

立っている時、座っている時、それぞれに「正しい姿勢」があるように、寝ている時にも「正しい姿勢」があります。特に寝ている時は、無意識の状態になりますので、自分で調整することは難しい。そこで重要になるのが「枕」なのです。寝つきが悪いとか、首がこったりする場合はよく「枕が合わない」という表現を使いますが、裏を返せば「正しい寝姿勢がキープできない」ということなのかもしれません。

では、どのような状態を「枕が合わない」というのでしょうか。ポイントは“枕の高さ”にあります。

肩や背中がふとんから軽く浮いてしまうような高さでは、首筋の筋肉が引っ張られた状態になり、また気道もやや圧迫された状態になりますので、寝苦しく感じ、起きた時には首や肩、頭に痛みが出ることも。枕が低い場合は、首の骨にある自然なカーブが崩れた状態になり、起きた時には、寝違えたような痛みが出ることがあります。やはり気道は圧迫されやすく、心臓よりも頭が低い状態では血流も悪くなります。

このように「枕の高さ」によって、睡眠時に無理な姿勢を強制されたような状態になることが問題なのです。

「正しい寝姿勢」のための枕の高さは、体型や骨格などによって一人ひとり異なるものです。

自分にフィットする「枕の高さ」を知ることから始めましょう。チェックするのは、敷ふとんと首や肩の間にすき間ができないこと。そして、首の骨の自然なカーブ(これも人それぞれ)をキープできること。この時、顔の角度は約5度くらいあごを引いている状態が、「正しい姿勢」で立っている時と同じ状態になりますので覚えておくと良いでしょう。

理想的な枕とは?
寝返り・横向き寝も考慮する
【Sofit Pillow ソフィットピロー】

理想的な枕、その役割は「寝ている時に、頭部・頸部の自然なカーブをキープすること」です。そのためには敷ふとんと頭部・頸部にできるすき間を枕で適度に埋めることが重要になります。体型によって個人差がありますから、適した枕は人によって異なるのです。さらに、人は寝ている間に寝返りを何度も繰り返します。そのため、寝返りや横向き寝にも対応した構造であることも理想的な枕の条件といえます。

『ロフテーソフィットピロー』は、5つのユニットで構成された「頸部支持構造」を採用し、安定した寝姿勢をキープ。中身が偏りにくくつねに適正な高さを保つことができ首や肩への負担を軽減します。また、首元のラインは緩やかなカーブを描いており、寝返りをサポート。身体に負担をかけずにらくに寝返りすることができます。さらには、両サイドのユニットが厚めに設計されているため、横向き寝でもしっかり快適な眠りをサポートします。

現代人の寝姿勢を支えるために開発された『ロフテーソフィットピロー』で、ご自身にフィットする理想の枕をご体験ください。

> しっかり首を支える機能性枕「ソフィットピロー」を見る

子供はいつから枕を使えばいいの? 枕で成長をサポート

子供の成長と睡眠の関係は?
良い睡眠が成長を促す

意外に知られていない子供と睡眠の関係。
その密接な関係について探ってみましょう。

「寝る子は育つ」は本当。
寝ている間に成長ホルモンが分泌

現代人の睡眠問題は、働く大人たちばかりの問題ではありません。子供たちにとっても大切な問題なのです。ゲームやスマホ、習い事に塾、そして宿題など、遊ぶのも学ぶのも大変な今の子供たち。睡眠時間だってなかなか十分にとれないのが現実です。

でも、昔から「寝る子は育つ」といわれているように、成長期の子供たちにとって、睡眠は、栄養バランスの良い食事と同様に大事なことなのです。

人は寝ることで様々なことを回復・改善させています。身体の疲れはもちろん、脳も休ませ、免疫力を高めています。そして、寝ているあいだには子供たちにとって大切なものが分泌されているのです。それが「成長ホルモン」。身長を伸ばす作用が知られていますが、代謝をコントロールするという大事な役割も担っています。

そして、この「成長ホルモン」は、眠ってからの2〜3時間、もっとも深い睡眠時に大量に分泌されます。つまり、子供たちが熟睡できる環境をいかに整えられるかが大事なのです。

寝相が悪いのは安心して眠っている証拠

子供たちのかわいい寝顔を見ようとのぞいてみると「あらあら、またふとんから転がり出ている」という光景、皆さんも当たり前のように感じていると思いますが、なぜ、多くの子供たちは寝相が悪いのでしょうか。

そこにはちゃんと理由があったのです。深い眠りの状態では大脳が休んでいるため姿勢を保つことや位置の認識ができなくなるのですが、10歳くらいの子供の場合、20歳の大人と比べて、その深い眠りの時間が平均的に長いのだとか。だから、必然的に寝相も悪くなりやすいのです。

逆に大脳がしっかり休めていない浅い眠りでは、寝相が良くなるのですから、子供たちの寝相の悪さはしっかり休めている、深い眠りができている証拠。よく動くことは何も心配ないということです。

子供に枕は必要?
子供と大人の姿勢の違い

考えてみれば、よくわからない?!
赤ちゃん・子供・大人で役割が変化する枕との関係を見てみましょう。

枕の役割とは?
身体のS字をキープ

ふと、気づいたときには、自分の頭の下に枕がありました。なぜ枕は必要されているのでしょうか。

ちょっと想像してみてください。芝生の上に仰向けに寝転んだとき、たいてい頭の下に両手を差し込んでいませんか。これは誰に何をいわれたわけでもなく、ごく自然な動作です。理由は単純……ラクだからですね。

つまり枕は就寝時にラクな姿勢をとりたいと願ったから利用され続けているという訳です。

でも研究してみると、枕と人の身体とは、もっと深い関係でつながっていました。人類の歴史ともいえる進化の過程で。

5〜8kgもある重い頭を、バランス良く支えて二足歩行している人類は、構造的な進化をとげていました。

それが脊柱を側面から見たときにわかる「S字状カーブ」です。頭の重さを含む全体重を前後に分散して、円滑な活動に適合するため、このような形状に進化したといわれています。

立っている際に負担も軽く、筋肉疲労も少ない姿勢ですが、実は寝ているあいだもこの自然な姿勢を保つことが求められていました。そのためS字型の基点となる頸部を無理なく支える必要があり、必然的に枕が求められたのです。

枕の役割は、寝ているときに、敷ふとんと頭部・頸部のあいだにできるすき間を埋めること。そのシンプルなポイントが、一人ひとりの快眠につながっていくのです。

赤ちゃんに枕は必要ない?
枕は安心感を与えるためのグッズ

さあ、問題です。赤ちゃんには本当に枕は必要ないのでしょうか? 大人と同じような「安眠のための枕」は必要ありません。それにはちゃんとした理由があります。

身体(脊柱)にS字状カーブができていないうちは、赤ちゃんばかりでなく、小さなお子さんにも枕は必要ないのです。これは成長段階での個人差がありますから、何歳から枕を使いましょう、という明確なタイミングも明言できませんが、目安として子供の身体を横から見たとき「首よりも頭が後ろに出ている」ようになったら、枕を使い始めてみてはどうでしょう。

さて、赤ちゃんに話を戻しましょう。生まれた頃の赤ちゃんの背骨は、なだらかなC字のカーブを描いています。首がすわる頃では、首の骨のあたりにS字のはじまりのカーブができてきます。そして歩き始めから10歳頃までのあいだに、腰のあたりに胎児の頃とは逆向きのカーブがでてくるでしょう。その頃までは安眠のための枕は必要ないでしょう。ちなみに赤ちゃん用枕というのは、主に後頭部の絶壁予防のため。姿勢や安眠とは別の意味があります。

小さなお子さんであれば、枕は寝つくときに安心感を与えるためのグッズと考えていいでしょう。

子供の枕はいつから?
寝つきの悪さや姿勢を目安に

では、大人と同様に「S字状カーブ」をキープして正しい寝姿勢で快眠をとるために、子供の枕はいつからスタートすべきか……注意しておきたい時期は第2期成長期を迎える10歳〜15歳頃。でも成長には個人差がありますので、まずは普段の寝つきや姿勢からヒントを得られるように観察していきましょう。

身体のS字状カーブが整ってくるのは、年齢ではなく成長のタイミングですので、その時期が想定しにくいのも事実。ですから、普段から子供の姿勢を横からチェックしていくことで判断することもできます。

「首よりも頭が後ろに出ている」場合。すでに首から背骨にかけてのS字状カーブが整い始めている証拠。首のカーブに注目して、敷ふとんと頭部・頸部のあいだにすき間ができないように支えてあげましょう。枕またはタオルを巻いたものを使ってみましょう。

一方、「背中と頭が同じライン」になっている場合は、仰向けに寝たとき、お尻ばかりが沈み込む傾向にありますので、寝つきが悪くなったりします。やはり枕でサポートできると良いでしょう。またよく見かける「背中よりも頭が前にある」のは、いわゆる猫背。スマホ首と呼ばれる「ストレートネック」になっている場合も多いので、この場合も枕で頭と首をしっかりと支えることが大切です。寝つきの悪さも解消できるかもしれません。

成長をサポートする枕とは?
キッズ枕の選び方

快眠の味を覚えるキッズ時代の枕だから
正しい選び方を知って成長のサポートに役立てましょう。

おすすめのサイズ、素材は?
キッズ枕の選び方

成長過程にある子度にとって、決まり切ったサイズにこだわるよりも、臨機応変に対応できるサイズ……つまり、枕代わりに使える「タオル枕」がおすすめです。

タオルを使った枕は、高さの調節も簡単にできますし、たとえば大人が眠る用の枕としても機能するほど便利で使いやすいものです。

子供は寝ているうちに大量の汗をかきますので、タオルの枕は洗濯もしやすく、小さいうちから清潔に使えて便利です。また、キャラクターの描かれたタオルなど、子供のお気に入りを枕にすることで、夜、寝つくことへの楽しみを増すこともできます。子供が仰向けに寝た状態で、頭の下にタオルを敷いて具合を見ます。一番気持ちいいと思える高さになるまで、タオルを折ったり、枚数を変えたりして微調整してあげましょう。

巻いたタオルを首に当てる方法は、ストレートネックの改善にも使えます。子供と一緒に、大人もタオル枕を試してみてはいかがでしょう。

寝返りをサポート。
年齢にあった枕で良い睡眠を

6歳から12歳までの成長期のお子様を対象に、健やかな成長をサポートするために開発されたのが『ロフテー キッズピロー』です。

成長期のお子様は深い睡眠の時間が長く、大きな寝返りが多いのが特徴です。ですから一般的な枕では、寝ている間に頭が枕から外れてしまうことも多く、その寝姿勢も成長の段階ごとに様々です。

『ロフテー キッズピロー』は大きな寝返りをうっても枕から外れにくい90cm幅を採用し、成長期に欠かせないスムーズな寝返りを追求しました。ユニットごとに変化をつけ寝返りをサポートする高さ設定や、肩幅に合わせた扇形のカーブなどが特徴です。

動きやすさを重視し様々な寝姿勢に対応する[小学校低学年向]、細くしたユニットが複数の寝返りをサポートする[小学校中学年向]、横向き寝でも安定するサイドの高さと構造を採用した[小学校高学年向]と、成長に合わせた3段階のサイズをご用意して、お子様の健やかな眠りをサポートします。

親子で選ぶロフテーの枕。
家族で快眠生活

小さなお子さんは、なかなか一人では寝てくれません。そこでロフテーは「親子で一緒に寝る」ところから始めることをご提案。成長に合わせて、一人で眠れるように枕を通してサポートしていきます。

●子どもまくら suya[スヤ]
色々な感触が楽しめる「感触ユニット」がついた握り部分で、お子様の安心感を。本体は中身のかたよりがない構造で、首筋をやさしく支えることもできます。

●親子で一緒に眠れる枕[おやこまくら]
横長ワイドな設計でお子様がお父さん・お母さんと一緒に眠れる枕です。大人用、子ども用に独立した頸部支持構造を備え、子どもサイドには触って遊べる感触ユニット付きです。

●ひとりで眠る習慣をつくる枕[ひとり寝まくら]
お子様がひとりで眠る習慣をつくるための枕です。ひとり寝まくらは、お子様にとってはぬいぐるみと同じ。一緒に寝ることでさみしさも解消。触って遊べる感触ユニットもついています。

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